究極の性能に挑む ウルトラパイ型防舷材
昭和45年(1970年)に発売された、シフト耐久力の高さや傾斜圧縮による性能低下の少なさ、高吸収エネルギー、低反力の圧縮特性などの特性を持つパイ型防舷材。
パイ型防舷材の持つ種々の特長を保持しながら、最適な脚の角度やゴム肉厚を検討した結果、より経済的な設計と更に高い吸収エネルギーを持ち、船舶の係留時の動揺を減少させるための、より大きな設計圧縮量を持つウルトラパイ型防舷材が開発されました。
ウルトラパイ型防舷材の特長
高エネルギー吸収・低反力
パイ型防舷材と比較し、ゴム本体のフランジ形状を変え、脚の角度・肉厚等を最適化する事によって、スペーサー付受衝板との組み合わせで、設計圧縮量を60%まで伸ばしました。 このため、同一サイズの従来のパイ型やハイ・パイ型に比較すると、同一反力レベルで、エネルギー吸収量は、向上しました。
(1)ハイ・パイ型に比較して12.7%高吸収エネルギー
(2)パイ型に比較して22.4%高吸収エネルギー
縦にも横にも取付可能
パイ型防舷材は、縦及び横方向共抵抗力が高いので縦付けでも横付けでも取付けが可能です。
経済的で適応性に優れた設計
ゴム本体の長さは、10㎝単位で自由に選択できます。(3mまで) また、ゴム本体は、各種配合のものを取揃えているので経済的に有利なサイズや長さのものを選択可能。ゴム本体一対は、一本ずつ独立しており、受衝板の大きさに合わせて、ゴム本体を受衝板に自由な間隔で取付けることができます。 吸収エネルギー量と反力値は、ゴム本体の長さに比例します。
サイズ | 標準長さ(m) |
UPi-600H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-800H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-1000H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-1150H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-1250H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-1400H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-1700H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-2000H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
UPi-2500H | 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 |
ゴム配合 | CP0 | CP1 | CP2 | CP3 |
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性能比 | 1.40 | 1.20 | 1.00 | 0.80 |
硬さ | かたい ← ───────── → やわらかい |
※このデータは予告なしに変更することがあります。
※ご要求に応じて特別なゴム配合のものもできます。